驚かずにはいられないスポーツデー
運動会かなぁと思いきや、レクレーション会でした。
驚くことたくさん
【準備編】
◯ 当日の3日前に係り分担とプログラムをでSNSで送信。
◯もちろん係り分担の打診なくプログラムに参加の児童はまだ未定。
◯前日に、児童に口頭で授業中に年齢と出たい種目を聞いて回る。
◯前日昼食後に、種目担当教師の初めての打ち合わせ兼児童も一緒にしてみる。
◯会場設営は明日。
【本番編】
◯朝の8時集合、木を植える(たまたま今日はナショナルグリーンデーとか?)、椅子運び、開会式10:00ごろ。
◯来賓は、村長と僧侶4名ほど。
◯開会式のテント近くでは、来賓の挨拶中に自撮り棒で写真撮影。
◯競技の途中で、スイカを配布。グランド内にスイカを配りに。
「私今担当だから、この競技後にもらいます」「今しかないよ、とりな!」
◯プログラム数12種目、ゲストとか先生の出る種目3種目。
クラスPPからクラス8までは全員参加。クラス9、10は別のところでバレーやフットボール。
◯グランド内に、大きな包丁落ちてる。。。思わず「ぎゃーマジ!」って言いました。
↓竹の束に避けたあと
◯全ての競技で3位までは最後まで走るけど、それ以降は走らずコースアウト。
ゴールに行かずに応援に向かう。2人3脚とかも、3位までゴールした時点で、紐外しだした。
決勝で2名残った種目、「今のはちょっとずるい」とか言って決勝やり直し。
◯ 途中休憩では、野菜の天ぷら(ベジ)とミルクティー。教師も生徒も。(スイカ、バナナはその都度)
◯3位までは、どの種目も賞品あり。色鉛筆とか、定規セットとか。
◯最後は、ケータリングのお昼ご飯。生徒も保護者も来賓も近所のおじちゃんも。
【総評】
まず、日本の運動会。
日本の運動会って1ヶ月も前から練習して、開会式練習でも練習時間は5時間程度。種目含めると10時間以上かな。
ふと、1回練習してできない日本ってなんだろうって思ったりも。
日本の必死に、秒刻みで動き、夜中まで準備したり作戦練ったり、イライラしたり意見が合わずに否定されたり涙したり。
向かっているものは同じでも難しい。「子供達にとっていい運動会にしたい」
でもやっぱり、達成感はもちろん、どうすればより良いものになるのか考えることとか困難に向かったり、力を合わせて乗り越えるとかも一緒に学んでいるんだと思う。教師にとってだけど、試行錯誤って大事なんだろうなぁ。
ブータンは、
今回残った感情は、「レクリェーション楽しかったね〜♪」ってこと。
でも、みんなで気持ちの余裕があって、みんなでみんなの種目を見て、
一緒に楽しんで競技なのか応援なのかわからない人たち。みんなで見てみんなで笑う。
日本だと担任の子に全力尽くして他の子の様子とかチラ見程度かな。
どの種目にしても、練習したらもっと完成度もより良い工夫もされていくのに。
「試行錯誤」とか「改善」とか「努力」「積み重ね」って言葉は全くない。
まぁ完成度、満足度は教師の自己満足だったとしても、
目標に向かって努力することとか粘り強さってやっぱり体感させて伝えたいって思う。
「負けても最後まで走ること」とか「いくら風が強くて不利でも負けを認めること」とか…
武士道なのか道徳なのかスポーツマンシップなのか、日本人にはほぼみんな備わってる。これをどうやって伝えるのか、伝わるのかまだ答えが見つからない。
変わらないって思ったのは、母の愛情。母強し!
我が子の喧嘩を見ている母の目とか、赤ちゃん抱っこして来ているママが言葉もままならない私に声かけてくれることとか、息子の種目名を尋ねることとか。
綱引きママ対教師だけど全く歯が立たなかったこととか。
総じて感じる、母強し。母の愛。
↓こちらは同じ敷地内の傍らでしていたテスト風景
時間の余裕ありすぎて、化粧直し1回、日焼け止め塗り直し3回しました。
日本じゃ絶対にありえない。