新年度!まずは何するの!?
早速授業!そんなことは、まさかなく。
ブータンでは、2月が新学期。2月1日から学校始まって、今日で7日目。
毎日規律面、道徳の勉強しています。あと4日、全部で2週間。
今までの記録も原本的なものも何もなくて、柔軟に!臨機応変に!思いつきで!
一斉ではなくて、学校の子どもたちを3グループに分けて
①年長から3年生までグループ「SNSについて(フェイスブックの悪戯めちゃ増えてる)」「食事のマナー(音を立てない)」
②4年から6年グループ「問題解決能力、自己実現(自分の人生、自分で選んで決める)」
③中1から3年グループ「仕事を得ることについて」
それにより、、、個人差すごかった。
今日のテーマは「尊敬」について 年長から小学3年まで。
先生や年上の人と出会ったら挨拶をすること、担任でなくても先生のお話はちゃんと聞くこと、、、
物に対しても敬意をはらう(椅子を蹴ったり、鉛筆を折ったりしない等)
基本的なところはブータンも日本も同じなんだね〜!
アタリの先生だと、とっても丁寧で、分かりやすいし、あったかいお話。
指導書ない分、その人の価値観丸ごと聞けるような感じ。
ずっと、聞いていたかった、ステキな気持ちになる授業。
指導の立場忘れて、聞き入ってた、私。
もともと 思っていること とか 考え方 聞くの好き♪
でも、手話でも英語でもそこまでの会話力はないけど受信のみの授業なら少し掴める、やっと最近!
「友達の真似ではない自分の人生、たくさん質問して情報集めて自分で決める」
「いろんな感情あってもいい、でも相手が怒ってきても調子が悪いんだなって思って聞き流すことも大事」
「仕事の優劣はない、汗を掻く仕事もキツイ仕事も、すべて大事な仕事。」
すべての学校でしているらしい。
こうやってブータンの人たちの考えとか、培われているのかな。これ一つではないと思うけど。
そして、やはり授業中突然に、振られる「ヒロコ、他にリスペクトに関して言うことない?」って急に!
流石に、もうブータン想定内です。
「お友達にもリスペクトして!仲間外れしないで!」とか軽く英語で、手話の通訳してもらって残りは寸劇。
いつも目につく子ども数名名指しで!これもブータン流。
ハズレの授業の時は、もう(泣)。。。これにもだいぶ慣れました。
ここは寄宿舎付きの学校。
小さい子は4歳から中学3年まで。ほとんど全員、一年中、寄宿舎生活。
家に帰るのは夏と冬の1ヶ月づつ2回だけ。
ここの子供たちがオトナになるまで生活の指針の大部分を占める、先生たち!
礼儀も善悪も躾も、社会のルールやマナーも、言葉も全て。
昨年ハズレ学級の子どもたち。
発表したけど手話の語彙力が全然育ってなくて答えが見事に全滅だった、想定内だけど、がっかり、ショック、残念。
ハズレが日本のように淘汰されていかないのだけが惜しいところ、悔しいところ。
みんなに優しい、みんなに甘い ブータンな感じ。
ときどき稀に、信念ある先生います。今やっと3人目。
ブータニーズ手話で聴く 「価値観話」
なかなか良い! かなり良い! フルコースで聴きたいな。