「ここまでどうやって来たの?」「ヘリコプターだよ‼︎」
昨日まで6泊7日のウィンターキャンプ。
ずっと一緒に活動できて嬉しかったぁ!
学校変われば、環境変われば、子供への見方も接し方も全然変わってくる。
いつもより私自身も穏やかだったし、ステキな時間でした。
ガサという中国との境目の国の境に住んでいる彼ら。標高3700メートルだそう。
富士山の頂上と同じくらいの高さ。
野菜市場も電気も通ってなくて、学校は36人の生徒。外で育てられる野菜はじゃがいものみ。
政府から支給されたビニルハウスで他の野菜を少し家庭用に育てているらしい。
家畜はヤクという毛むくじゃらの牛。
その場所で取れないものはヘリで買い出し年に3回程度。お米やオイルもろもろ全て…
どうやらここまでの道がデコボコで、かなり遠いのためヘリコプターで来たらしい。
(聞き間違いかと思って何度も聞いた、先生にも子供にも何度も)
久々のお泊りで子供達と活動。
はじめての企画のウィンターキャンプ!
自分だったら、もっとどうするかなぁ。
次、するときにはどう計画するかなぁって思いながら。
これ考える時が一番ワクワクしちゃう!!!
今回はせっかく、同じ時間使うなら自分自身が得ることあったらいいなぁって思って、学校の同僚誘って参加。
同僚というのも、聾の先生。
・課外活動でも私が手話の勉強できたらいいな、いつもとは違う語彙を習えるはず!
・健聴の児童に手話を伝える授業を一緒にしてみたい!
・子供たちに新しいろうの世界を知ってもらえたらいいな、ろう者のこと知ってほしい。
・ブータン人のスタッフに聾の先生が頑張っていること知ってほしい、そして彼らのこと認めてもらえたらいいな。。。
・彼らのことを知ってくれる人が増えたらいいなとか。
この国ではまだ手話通訳も障害者の手当ても手帳もぜーんぜんなくて、全部途上。
まずは知ってもらうこと、そして彼らの権利獲得。道はまだまだ長い。。。
彼らの進路は伝統系の専門学校(伝統絵画、伝統衣装の裁縫)への道は開かれつつあるけど、高校進学すらもまだまだ。
私の同僚へのフォローも、まぁめちゃ途上。
ブータンの国でブータンのやり方。
教えることは彼らの言葉の手話。
いつもの聾学校の環境では、私が聞いてばかりで教えてもらってばかりだけど、今回は日本人主催の活動。ほとんどみんなが日本語話者。
私(生徒)がいつもの先生に伝える感じ、複雑。
あぁ、難しかった。。。
初めてブータン人、ろう者と4日も一緒にお泊り(女性です!)!緊張した〜、きっとお互い(笑)
ドアとか足音とかも音立てないように気遣ってくれてた、きっと。
↑ひそかに、新年の抱負を一発勝負!
子供たちは、ゾンカ語というブータンの言語を使う子どもがほとんど。
私はほとんど分かってあげられなくてキョトンとしてるんですが。。。
本当に健気で毎回聞いて、何度も話してくる。
「ボール借りたい、どこにある?」
「おしっこ行きたい!」
「アニ、ラオラー(炎を描いたよ!)」
「作った魚を持って帰ってもいい?」
っておそらく言ってたんじゃ?
キャンプのところまでは、ヘリコプターで来たそう。初めて聞いたヘリコプターって移動手段。
初めて自分の村から出て、他の町を見たとき時ってどんな感じだったんだろう。
自分の村のこと(標高が高くてとても寒い、野菜が育ちにくい、電気はソーラー、景色はめちゃ綺麗)知った後どう思うんだろう。
彼らが大きく成長した時に、いろんな場所や便利さ知っても、
都市の便利さ、にぎやかさよりも
地元の素敵さをずっと感じていられるのかなぁ。。。
日本に帰ってから私の2年後はきっと暖かい離島への異動。奄美かな屋久島かな。
イメトレのために彼らの土地へ宿泊体験に行かせてください〜!!
えぇ、もちろんヘリで♡