走って 転んで 寝そべって… in ブータン

2018年1月からブータンに青年海外協力隊( 障害児・者支援)としていきます。子供たちが海外のことを興味持つきっかけになったらいいな。あとは、支えてくれた方へ感謝と報告。自分がここで感じたこと考えたことなど。

わぁ、眩しすぎる!!!

お忍びで、任国外旅行に来ています。



というのも、職場の人には初めて会ったときから
「いつ、次は帰るの? ユニクロジャケット買って来て。」
「家族とか親は来ないの? ユニクロ持って来るように言ってね、お金払うから」
「友達は夏休み来る?、、、、」
「次、日本帰るときに、〇〇と、〜と、〜と、 3つね!」

とお茶の時間も顔を見る度に言われていて(もう催促にしか聞こえませんが)。


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なので、心許す間も無く、心の扉を開くことなく、極秘の旅です。


おそらく、私が同じ学校の3代目なので日本人との接し方(の使い方)をよく理解してらっしゃるんだと思います。。。

なんだか、悲しいですが。



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ブータンの空港では、
「やっと、出られるー!!!」と一人なのにもう嬉しくて嬉しくて顔がニヤけまくっていました。


イミグレーションの人には
「coming back?(帰って来る?)」
と聞かれて彼女は特に意味はないんですが

「え、帰って来ないのもありですか?いやいや、まだ半年ですから。ブータンに帰って来るよ大丈夫!」
って心の中で言いました。





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バンコクを飛行機の上から見て
「なんて広いの!絶対に農業しやすいはず!もう絶対にこの国に国力とか経済力では勝てない。。。」


空港に入って
「場所の違いじゃない。もう何十年も先の時代に来てしまった。」
「ものがありすぎる!広い、大きい、眩しい!!!あぁ、あののんびりブータンいいな。。。」って少しだけ思いました。



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なんだか、海を越えただけでこんなに違う。
もう、もはや海ではなく時を超えたよう。

いつか国王か誰かが言っていたように、
「私たちはわざわざ急いで先進国に追いつかない、自然を大事に守っていく」
のようなことをいう理由が少し感じられたような気がしました。

きっとあちこち海外見て来て、先進国にあるものと自分の国にあるものとか色々見て感じたんだろうなぁ。


きっと進み始めたら、もうあとには戻れないから。
壊れた自然は回復しないから。
価値観って変わっちゃうから。
人って忙しいとときどき大事なものを見落としちゃうから。



クーラーがガンガン効いていて、人も多くて、食べ物も選べないくらい豊富で、お土産も鮮やかで可愛いものばかり、高いバッグも有名な化粧品も見るとやっぱり全部欲しくなっちゃう。


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きっとものが増えることで、欲しい欲が高まって、稼ぎたくなって、必死に働くようになって、

目の前のことを一生懸命して、

必死に駆け抜けて猛ダッシュで生きているんだろうなぁ。
 
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ブータンでは、
「何でどこ探してもないの!しかも質が悪くて使えない!」
「ものがないのが寂しい、つらい、切ない」って思ってたけど。


なんだか、どっちつかずです。


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ブータンの人生は、「まぁ、お散歩。」って感じです。そりゃぁ、寄り道もかなりするし、寄り道こそ時間かけたり、モチベーション高いなって思ったりもします。

仕事よりも休日の寺巡りの方が、入念に準備したり、寺の奥まで行こう!とかモチベーションめちゃ高いんです。。。


任国外に出てなんだか、しみじみ地元のよさ発見です。ブータンの。



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