走って 転んで 寝そべって… in ブータン

2018年1月からブータンに青年海外協力隊( 障害児・者支援)としていきます。子供たちが海外のことを興味持つきっかけになったらいいな。あとは、支えてくれた方へ感謝と報告。自分がここで感じたこと考えたことなど。

今、日本に沸いています!

コトの始まりは、1月下旬。

日本へ1ヶ月間遊びに行ったブータン人が帰ってきて
「日本めちゃいい、日本で働きたい。帰ってきてブータンのご飯食べてお腹壊した。(ブータン環境に戻るまでに時間かかる的な)。。」とか。

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2月は肉なし月。前もって肉買って家の中で乾燥保存中。同僚宅


次は、
同僚が、今度、日本に行けるかもしれない!ということらしく。

書類審査は終了し、3月に面接があって誰か一人が行けるかもしれないらしい。

「モノの値段は高い?」
「タクシーいくら?」
「1日でいくら稼げるの?」
「日本の手話アプリある?」と。


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作り途中のマニ車(有り難みゼロな感じ。ドラム缶過ぎて驚く)


とどめに、
冬休みに日本人デザイナーから学んだ生徒。
全校朝会で成り行きを知っている先生が
「○○くんは、今年1年勉強したら日本に行きます。」
(デザイナーは社交辞令で日本に呼びたいくらいだわぁと言っただけかもしれないのに)

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新築祝い。夜までカラオケ屋になったかのように賑やかだった(泣)


でも、ここの国の人たちどこに行くにも国のお金。
1年に2回行く人もいるし、タイに行った回数数えきれない。。。とか。

スリランカ、ネパール、インド、タイ、韓国など知っている同僚だけもメチャ行っている。
去年の夏は、学校の同僚の3分の1の先生が海外へ研修という名で。


同僚聾「今まで、どこの国に行った?」
私「うーん、メチャあちこち行っているよ。(言っとくけどね)すべて自分のお金!!!」

って、言っちゃった。働きたくても働けないんだよね、なのに。

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新年度の給食で生徒がそれぞれ自宅からおかず持ってきてて、少しいただいた。こんなに風味豊かなバター初めて食べた!やっぱ、お店に出すより家族が一番美味しいもの食べてる!!!

綺麗なところ、表面のいいところだけ見て、お買い物して「日本いいね−!」って。



日本人でも生まれた場所が日本、ラッキー!

だけではなくて、私たちだって全部、必死に勉強して、寝る間惜しんで資格取って、
必死に仕事して、仕事してからも日々勉強して努力してる。

表面の綺麗さが出るまで、ずっとずっと奥深くに努力とか、今までの積み重ねとか、改良に改良かさねてきたところとかある。



ラッキーだけじゃないし、ラクしているわけじゃない!
日本に本当に行く気なら、遊ぶだけじゃなくて勉強メチャ大変だけどそれ覚悟で!
大きな差はなくて、たまたま行けなかった人もいることを忘れないで!

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今年初めての授業。スケッチブック表紙に貼るの自分の名前カード作り

って言ってはいけないけど、言いそう(言っても変わらないことは言わないようにしなきゃね!)。



ただ、私がブータン人で同じ立場なら、もっとめちゃめちゃ浮かれてるよね。
私だってブータンにお勉強しに来ました!ブータンのために寝る間も惜しんで尽くしているし貢献できてます!って言えるわけじゃないしね…

大きな寛大な心で「ガマン、ガマン!」