走って 転んで 寝そべって… in ブータン

2018年1月からブータンに青年海外協力隊( 障害児・者支援)としていきます。子供たちが海外のことを興味持つきっかけになったらいいな。あとは、支えてくれた方へ感謝と報告。自分がここで感じたこと考えたことなど。

インド8日目 闇に触れる

アグラでのイベント タージマハルを見に8時半から出かける。

入場は1300ルピー。もう施設、政府からですら、集られている気がしてくる。


入場のところで政府からのボランティアガイド(高校生)を紹介され、
無料だが最後にチップを渡すとのこと。

了承し、依頼。



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ガイドしてもらったよ



大規模なお墓 奥様のための。
四人奥様がいたが子供を多く産んだ奥様が入れたとのこと。

自分のお墓は予算が足りずに基礎のみ作って終了。結局、奥様の隣に眠っているとのこと。

庭も噴水も、大理石の壁も大規模! 入り口、出口は3箇所。それぞれ意味があるらしい。

解説聞けて本当にありがたかった!!!


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思ったよりも大きい!



が、出口から出るとお土産やへ入れられた。
友達がめちゃ警戒して、出口をすぐに確認してくれて、すぐに出られるようにしてくれて「2分だけ聞く」って約束で少し鑑賞。

おそらく私だけだったら騙されて、買わされて、何か取られてた。




土産屋を出ると
最初にガイドを案内してくれたおじいさんが待機!!!!
朝とは違うすごい剣幕で「はい、チップをよこせ!」周りにもおじいさんの友達数名。

おじいさんではなくガイドに手渡そうとするもののガイドは怯えて受け取らず。

残念ながらおじいさんに渡そうとすると「おい、少なすぎるぞ!」と。
私「なら、チップやらない!!!!」と即座に お金を握った手を取り帰路へ向かう!

どうせ、ガイドには1ルピーすら渡さず、何もしていないおじいさんのお金に消えてしまうんだし、
そもそも何かをあげた返事に少なすぎるなんて返答はない。


淡々と歩いたが、追っかけて来るおじいさん。
「それ渡してもう追い払おう!」って友達に言われ、スーッと私も冷静になり渡して解放!


この10分間の 外国人若者(私たち) 対 インド人老人 の戦争。インドが銃を持たない国でよかった。  


私たちなんてお金あるぬるい国からきた学生くらいにしか見られていない。

騙すのも、脅すのも、集るのも、彼らからしたら 赤ちゃんの手をひねる程度のたやすいこと。毎日の日課


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写真撮りたがるおばちゃんたち



みんなグル。
私たちに集るおじいさんも、
途中で案内された写真家も、
中で解説してくれたおじさんも、
案内されたお土産やも、 

ずっと一緒にいた高校生の青年も。 

賢そうでたくさん教えてくれたけど、最後はおじいさんに巻かれて何も言わなかった。

こうやって外国人狙って騙してそのお金はおじいさんの嗜好品へと消えていく。



最初から青年は全て知っていたはず。どう感じているんだろう、あの青年。

こうやってオトナのインドの世界を知って行くんだろうなぁ。

彼が、勉強したくなった時、足を洗おうと思った時、

うまくあの世界から離れられたらいいんだけど。縁を切られたらいいんだけど。



会った人数名だけど、ほんの3時間の出来事だけど、

インドの小さなコミュニティに 触れた気がしました。






その後はみんなで放心状態、ひたすら歩いて次の目的地へ。


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タージマハルの隣の要塞


明日の電車のチケット買って、
昼休憩は涼しいモールへ。


たっぷり昼寝して、少し遅めの夜ご飯。

尽きない今日のガイド話。。。